韓国ドラマ《七日の王妃》の概要
《七日の王妃》は、廃妃になった端敬(タンギョン)王后と朝鮮王朝の第11代国王・中宗(チュンジョン)と、その異母兄の第10代国王・燕山君(ヨンサングン)の歴史上最も悲しいラブストーリーと言われる出来事を描いたロマンス時代劇ドラマです。
朝鮮の歴史上一番短い、たった七日で退位させられた端敬王后が、二人男性から愛されながら想いを貫こうとする、切ないラブストーリー。
韓国中を号泣と感動の渦に巻き込んだ、超泣けるドラマ。
こちらではヒロインのチェギョンと平穏で幸せな結婚生活を望んでいたのに、臣下の陰謀から運命が狂い始めてしまう晋城大君と演じたヨン・ウジンを紹介します。チェギョンが廃位になった理由も、こちらを読めばお分かりいただけるはずです。
晋城大君とは?中宗になった歴史背景
晋城大君とは
晋城大君は第9代成宗と貞顕王后の間に生まれましたが、王になる予定ではありませんでした。
成宗の2番目の王妃である燕山君の生母、尹氏が廃位され王后となった貞顕王后は、継子の燕山君を実子として育てています。
1494年に晋城大君(チンソンテグン)として冊封されていて、同に年に第9代成宗ががなくなると、異母兄弟の燕山君が第10代王として即位します。
第10代王燕山君
燕山君が3歳の時に実母は廃位となり、晋城大君の母親である貞顕王后の養子として育てられます。
18歳で王に即位してから数年間は兵器の製造を行ったり、倭寇の撃退に勤めました。
ところが官僚に対する弾圧(粛清)や多数の妓生との乱行を諫言する功臣たちを残酷な刑罰で処刑したため、臣下たちの怒りを買ってしまいクーデターを起こされてしまい失脚します。(中宗反正-チュンジョンバンジョン)
第11代中宗(1488年~1544年)
中宗反正で燕山君が失脚したあと、高官たちは晋城大君に王になるように進言しますが、晋城大君は断ります。
晋城大君が王にならなければ、クーデターではなく謀反になってしまう…。高官たちの必死の説得により晋城大君は18歳で即位、中宗となります。
ところが中宗は、臣下のコントロールがうまくできず苦しみます。功臣の勢力を抑えるために燕山君時代に弾圧されていた士林派を積極的に登用します。
ところが急進派の趙光祖らの勢力が拡大し、周りの臣下からの反感を増長させてしまった。
さらに王権の弱さは王妃の親族、尹元衡(ユン・ウォニョン)と尹元老(ユン・ウォルロ)の権力を助長させることとなってしまいます。朝鮮三代悪女に名を連ねるチョン・ナンジョンンは、ユン・ウォニョンの側室です。
国内で反乱(三浦倭乱)が起き、さらに北部では女真族の侵入がたえなかったりと社会情勢が混乱する中、中宗は38年在位した57歳で亡くなりました。
中宗が出演する歴史ドラマ
王朝の暁~趙光祖伝~
- 中宗役:イ・ジヌ
- 1996年
- 制作:KBS 全52話
女人天下
- 中宗役:チェ・ジョンファン
- 韓国放送:2001年
- 制作:SBS 全150話
宮廷女官チャングムの誓い
- 中宗役:イム・ホ
- 韓国放送:2003年
- 制作:MBC 全54話
ファン・ジニ
- 中宗役:パク・チャンファン
- 韓国放送:2006年
- 制作:KBS 全24話
天命
- 中宗役:チェ・イルファ
- 韓国放送:2013年
- 制作:KBS 全20話
師任堂-サイムダン-色の日記
- 中宗役:チェ・ジョンファン
- 韓国放送:2017年
- 制作:SBS 全28話
中宗は登場しませんが、チョンナンジョとユン・ウォニョンが国政を牛耳る様子を描いたドラマならこちらのオクニョもおすすめです。
《オクニョ運命の女~獄中花》
- 中宗の息子明宗(ミョンジョン)役:ソ・ハジュン
- 韓国放送:2016年
- 制作: MBC 全51話
《七日の王妃》は、ヒロインのチェギョン(パク・ミニョン)が宮殿を追われ、処刑台の前に立つという衝撃的なシーンから始まります。物語の最初から、ぐっと引き込まれるオープニング。この後もドキドキするような展開が続きます。
チェギョンとは中宗即位前の1499年に結婚し、1506年の中宗即位に端敬王后 慎氏(たんけいおうこう)王妃になります。
即位したものの、臣下のコントロールに苦しむて中宗。端敬王后が、燕山君の縁戚(父の妹が燕山君の妃)だったことから反正勢力の反対で、即位後7日後に王妃の身分を剥奪されてしまいます。
中宗は必死に反対したようですが、臣下たちを押さえる力はなかったようです。
晋城大君と中宗役のヨン・ウジンとは
ヨン・ウジン(연우진)のプロフィール
- 生年月日:1984年7月5日生まれ
- プロフィール:韓国 江陵市出身 世宗大学校土木環境工学学士
- 本名:ソ・ジフ
- 職業:俳優
- 所属事務所:ジャンプエンタテインメン
- 2007年ソウルコレクションモデル
- 身長:185cm
- 血液型:AB型
ヨン・ウジンの主な出演ドラマ
- シンデレラのお姉さん(2010年、KBS)キム・ドンス 役
- まるごとマイ・ラブ(2010年、MBC) パン・ウジン 役
- 烏鵲橋の兄弟たち(2011年、KBS)ファン・テピル 役
- 普通の恋愛(2012年、KBS) ハン・ジェグァン 役
- アラン使道伝(2012年、MBC) チェ・ジュワル 役
- 男が愛する時(2013年、MBC)イ・ジェヒ 役
- 星から来たあなた(2014年、SBS) イ・ハンギョン 役
- シークレット・ラブ「会いたい」(2014年、DRAMAcube) チャン・ヒョンジン 役
- 恋愛じゃなくて結婚(2014年、tvN)コ・ギテ 役
- 離婚弁護士は恋愛中(2015年、SBS) ソ・ジョンウ 役
- また?!オ・ヘヨン (2016年、tvN) コン・ギテ 役
- 内省的なボス(2017年、tvN)ウン・ファンギ 役
- イ判サ判(2017-2018年、SBS)- サ・ウィヒョン 役
ヨン・ウジンの受賞歴
- 2012年 KBS演技大賞「普通の恋愛」演技賞
ヨン・ウジンのデビュー当時の芸名はソ・ジフ。芸能界デビューは26歳は遅いですよね。
父親は高校美術教師、弟はインディーズバンドのドラマーという芸術一家の長男であったヨン・ウジン。
大学で土木工学を学びましたが、自分には合わないと判断。そのまま軍隊に入り自身の進路について悩んでいたそうです。
そんな時、知り合いの紹介で始めたモデルの仕事をきっかけに、俳優を始めることになります。
最初の仕事は同性愛者の役と難しい役だったのに、安定した演技を披露して話題の中心となりました。
そのあと「シンデレラのお姉さん」から芸名をヨン・ウジンに変更。
「烏鵲橋の兄弟たち」のファン・テピル役で知られるようになりました。2012年には「普通の恋愛」「アラン使道伝」で高い演技力を認められるようになります。
2012年 「普通の恋愛」では、心に傷を負った 物静かなジェグァン役が高く評価されてKBS演技大賞を受賞しています。
2013年「男が愛する時」では、主演ソン・スンホンのライバル役に抜てきされ注目を浴びました。
2018年には「ヨン・ウジンの最新主演ドラマの撮影応援ツアー」が撮影されるほど、日本のファンも多い俳優です。
《七日の王妃》では優しさと激しさと両極端な演技を見せていて、ワイルドで凛々しい表情も甘い演技もどちらもイケメンとの声も!
そんなヨン・ウジンがカメオ出演した「星から来たあなた」については、下のリンクからお読みいただけます。
まとめ
いかがでしたか?
こちらでは、平穏で幸せな結婚生活を望んでいたのに、王になりチェギョンと別れることになった晋城大君の生涯をご紹介しました。
また中宗が出演するドラマもご紹介しましたので、合わせてご覧になると時代背景がよくお分かりになると思います。
まさに歴史の渦に飲み込まれた悲しい物語…。
歴史上最も悲しいラブストーリー《七日の王妃》を視聴していないなら、この機会にご覧になってくださいね!
韓国ドラマ《七日の王妃》放送予定情報
《七日の王妃》日本での放送状況は、過去にTNTV、BSフジ、テレビ北海道、TVQで放送されました。
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まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
7日間だけ王妃の座につきながら廃妃された、悲しい女性の歴史ロマンス。切ないラブストーリーを楽しんでくださいね!
※画像と動画は《七日の王妃》www.kbs.co.kr/drama/7days/からお借りしました。
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